ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

リポ多糖が誘発するラットの不安様症状および神経炎症は、ケルセチンが保護する

Protective Effects of Quercetin on Anxiety-Like Symptoms and Neuroinflammation Induced by Lipopolysaccharide in Rats

著作名:
Bombi Lee
Mijung Yeom
Insop Shim
Hyejung Lee
Dae-Hyun Hahm
出典:
Evidence-Based Complementary and Alternative Medicine
2020
2020
4892415
DOI:
10.1155/2020/4892415
キーワード:
ラット
不安
ケルセチン
高架式十字迷路試験
オープンフィールド試験
神経保護
動物実験
要旨:
リポ多糖で惹起したラットの不安様状態を、ケルセチンが容量依存的に解消した。ケルセチンを21日間投与すると、高架式十字迷路試験およびオープンフィールド試験にて、スコアが顕著に改善された。ケルセチンは、脳内の各種炎症マーカー(IL-6・IL-1β・COX-2・NF-κB)を低減させた。また、BDNFをコードするmRNAの発現を促進し、iNOSのmRNAは抑制した。