ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ガバペンチンによる糖尿病性神経障害の治療における、ケルセチン補助の生活の質への有望な影響

Potential Impact of Quercetin as Adjuvant Therapy to Gabapentin on Norfolk Quality of Life for Diabetic Neuropathy Patients

要旨:
糖尿病性神経障害の患者40名を対象とする、補助療法としてのケルセチンの効果を検証した臨床研究。被験者をランダムに2群に分け、A群(対照)の20名は、通常の治療としてガバペンチン300 mgを1日1回服用した。一方、B群(ケルセチン補助)の20名は、ガバペンチン300 mgに加えて、ケルセチン1000 mg/day (500 mgを1日2回)の摂取を追加した。3か月の投与期間を経て、糖尿病神経障害に関するNorfolk QOL-DN(糖尿病性神経障害おける生活の質の評価基準)を調査した。その結果、日常生活動作領域と症状領域に関して、B群の僅かな有意性を認めた。また、身体機能と大線維神経障害に関して、有意差には至らなかったが、B群はA群を僅かに上回った。