ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

糖尿病性神経障害のモデルラットにおける、エラグ酸・ルチン・p-クマル酸の保護効果

Neuroprotective Effects of Ellagic Acid, Rutin and p-Coumaric Acid on Diabetic Neuropathy Rats

要旨:
ストレプトゾトシンで惹起した糖尿病のモデルラットに、ルチン・エラグ酸・p-クマル酸・メトホルミン(ポジコン)をそれぞれ投与した。ポジコンを含めいずれの投与も、血糖値の低下には有効性を示さない程の重症であった。しかし、膵組織のH&E染色の結果は膵島の損傷を改善して、保護効果を認めた。また、坐骨神経の損傷の進行を遅らせ、シュワン細胞のわずかな増殖も確認した。