ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ストレプトゾトシンが誘発した糖尿病モデルラットにおける、ケルセチンとレスベラトロールの共投与の効果

Anti-Diabetic Effect of Cotreatment with Quercetin and Resveratrol in Streptozotocin-Induced Diabetic Rats

著作名:
Dong Kwon Yang
Hyung-Sub Kang
出典:
Biomolecules & Therapeutics
2018
26
130-138
DOI:
10.4062/biomolther.2017.254
キーワード:
糖尿病
ラット
ケルセチン
レスベラトロール
血糖値
インスリン
抗酸化作用
膵保護
動物実験
要旨:
ストレプトゾトシンで惹起した糖尿病のモデルラットに、ケルセチン・レスベラトロール・両者の組合せをそれぞれ投与した。糖尿病に起因する血糖値・血中のHbA1c・中性脂肪・総コレステロール・LDLの上昇と、インスリン・ヘモグロビン・ヘマトクリット・HDLの低下は、組合せがそれぞれの単独投与よりも良好な改善結果を示した。また、酸化ストレスのマーカー(マロンジアルデヒド・酸化型グルタチオンの上昇、SOD・還元型グルタチオンの低下)の改善も同様に、組合せは単独投与と比べて顕著に改善した。膵組織のH&E染色結果も、組合せによる有意な損傷軽減を支持した。