ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

Eubacterium limosum JCM6421Tは、イソラムネチンからケルセチンの生成と、糖の短鎖脂肪酸への変換に影響する

Eubacterium limosum JCM6421T influences quercetin production from isorhamnetin and short-chain fatty acid production from various sugars

著作名:
Motoi Tamura
Hiroyuki Nakagawa
Kazuhiro Hirayama
出典:
Food Science and Technology Research
2023
29
79-85
DOI:
10.3136/fstr.FSTR-D-22-00117
キーワード:
イソラムネチン
ケルセチン
マンニトール
短鎖脂肪酸
Eubacterium limosum JCM6421T
嫌気培養
要旨:
イソラムネチンはケルセチンの3'位のフェノールがメチル化された代謝物であるが、嫌気性グラム陽性のEubacterium limosum JCM6421Tがイソラムネチンをケルセチンに変換することを見出した。同菌とイソラムネチンとを嫌気下で培養すると、8~24時間後にケルセチンの産出が増大した。同菌はまた、マンニトールを炭素源に用いる嫌気培養にて、酪酸と酢酸の産出にも有用であった。