アポトーシスおよび自食作用経路の調節を介したSH-SY5Y細胞株におけるロテノン誘発毒性に対するケルセチンの神経保護的役割
Neuroprotective Role of Quercetin on Rotenone-Induced Toxicity in SH-SY5Y Cell Line Through Modulation of Apoptotic and Autophagic Pathways
- 出典:
- Neurochemical Research
- 2020
- 45
- 1962–1973
- DOI:
- 10.1007/s11064-020-03061-8
- 要旨:
- ヒト由来神経芽細胞SH-SY5Yに、ロテノンを作用させて惹起した神経毒性を、ケルセチンが保護した。ロテノンは活性酸素種を上昇させ、ミトコンドリアの膜電位のバランスを崩し、アポトーシスを誘導する。また、ロテノンは、LC3-IIの発現を介するオートファジーも活性化する。ケルセチンは、この様な致死的な作用を緩和し、神経保護作用を発揮した。