ケルセチンは、メトトレキサートがラットに誘発した腎障害・アポトーシス・酸化ストレスを改善する
Quercetin ameliorates methotrexate-induced renal damage, apoptosis and oxidative stress in rats
- 出典：
- Renal Failure
- 2015
- 37
- 1492-1497
- DOI：
- 10.3109/0886022X.2015.1074521
- 要旨：
- メトトレキサートを投与したラットは、尿細管上皮細胞が管腔へ脱落し、尿細管が変性して、腎構造の破壊が見られた。しかし、ケルセチンの共投与は変性が目立たない位、対照に近い腎組織であった。ケルセチンは、メトトレキサートがもたらす細胞のアポトーシスとマロンジアルデヒドを減少した。一方で、SOD・GPx・カタラーゼは増大して、抗酸化作用に基づく腎保護効果を発揮した。