ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

SARS-CoV-2のエンベロープ蛋白質におけるN15Y変異は、ドキシサイクリンとルチンの結合に影響する

The N15Y mutation in the E protein of severe acute respiratory syndrome coronavirus 2 affects the binding of doxycycline and rutin

要旨:
イラクで採取した14種の新型コロナウィルス(SARS-CoV-2)の内、4種でエンベロープ蛋白質にN15Y変異を認めた。分子力学計算は、N15Yの突然変異がエンベロープ蛋白質の形状を変化させ、安定性を高めると予測した。また、分子ドッキングは、変異によるルチンとドキシサイクリンの結合位置の変化を予測した。