ケルセチンによる骨格筋細胞の遊走と筋形成分化の促進とそのメカニズム
The Promotion of Migration and Myogenic Differentiation in Skeletal Muscle Cells by Quercetin and Underlying Mechanisms
- 著作名:
- Tzyh-Chyuan Hour
- Thi Cam Tien Vo
- Chih-Pin Chuu
- Hsi-Wen Chang
- Ying-Fang Su
- Chung-Hwan Chen
- Yu-Kuei Chen
- 出典:
- Nutrients
- 2022
- 14
- 4106
- DOI:
- 10.3390/nu14194106
- 要旨:
- マウス由来筋芽細胞C2C12にケルセチンを7日間作用すると、濃度依存的に筋管への分化を促進した。3~4日目にケルセチンは、リン酸化されたインスリン様成長因子1受容体(p-IGF1R)の発現を促進し、7日目には発現を減少した。また、筋管への分化には、AKTの活性化が必要であった。ケルセチンはまた、ITGB1シグナル伝達経路を調節し、FAKとパキシリンのリン酸化を促進して、筋芽細胞の遊走を活性化した。