ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンとクルクミンの生合成経路と癌治療の可能性

Synthetic Pathways and the Therapeutic Potential of Quercetin and Curcumin

著作名:
Aseel Ali Hasan
Victor Tatarskiy
Elena Kalinina
出典:
International Journal of Molecular Sciences
2022
23
14413
DOI:
10.3390/ijms232214413
キーワード:
総説
ケルセチン
クルクミン
生合成経路
抗癌作用
作用機序
ノンコーディングRNA
要旨:
ケルセチンとクルクミンの、抗癌作用を中心とする薬理作用に関する総説。まず、フラボノイドとクルクミンの生合成経路を図示し、構造によるフラボノイドの分類にも言及した。ケルセチンとクルクミンの薬理に関して、抗酸化作用・糖尿病・肥満・抗菌作用・抗炎症および抗ウィルス作用・抗癌作用に章分けして作用機序を論じるが、最後の抗癌作用に重点が置かれている。抗癌作用に関しては、ノンコーディングRNAと既存薬との組合せにも言及して、深いディスカッションを提供する。