ケルセチンとクルクミンの生合成経路と癌治療の可能性
Synthetic Pathways and the Therapeutic Potential of Quercetin and Curcumin
- 出典:
- International Journal of Molecular Sciences
- 2022
- 23
- 14413
- DOI:
- 10.3390/ijms232214413
- 要旨:
- ケルセチンとクルクミンの、抗癌作用を中心とする薬理作用に関する総説。まず、フラボノイドとクルクミンの生合成経路を図示し、構造によるフラボノイドの分類にも言及した。ケルセチンとクルクミンの薬理に関して、抗酸化作用・糖尿病・肥満・抗菌作用・抗炎症および抗ウィルス作用・抗癌作用に章分けして作用機序を論じるが、最後の抗癌作用に重点が置かれている。抗癌作用に関しては、ノンコーディングRNAと既存薬との組合せにも言及して、深いディスカッションを提供する。