ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

PI3K/AktおよびERK1/2シグナル伝達は、銅誘発性の損傷に対する、ケルセチン媒介の神経保護に関与する

PI3K/Akt and ERK1/2 Signalling Are Involved in Quercetin-Mediated Neuroprotection against Copper-Induced Injury

著作名:
Klara Zubčić
Vedrana Radovanović
Josipa Vlainić
Patrick R. Hof
Nada Oršolić
Goran Šimić
Maja Jazvinšćak Jembrek
出典:
Oxidative Medicine and Cellular Longevity
2020
2020
9834742
DOI:
10.1155/2020/9834742
キーワード:
神経細胞
P19
ケルセチン
ERK1/2
PI3K/Akt
神経保護
要旨:
銅で損傷した神経細胞P19にケルセチンを作用させると、活性酸素種の産出が抑制され、細胞の回復が見られた。銅が増加させたアポトーシス誘導因子PUMAを、ケルセチンが有意に減少させた。ERK1/2およびPI3K/Aktシグナル伝達阻害剤の存在下では、ケルセチンの機能が失われるため、同パスウェイにて神経保護作用を発揮することが示唆された。