ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

マイクロ波による酸化銅ナノロッドの調製: 正常皮膚細胞とヒト乳癌細胞株MCF-7・T47Dにおける、クルクミン・ケルセチン・ルチンの抗酸化・抗菌・抗癌作用

Microwave-Induced CuO Nanorods: A Comparative Approach between Curcumin, Quercetin, and Rutin to Study Their Antioxidant, Antimicrobial, and Anticancer Effects against Normal Skin Cells and Human Breast Cancer Cell Lines MCF-7 and T-47D

要旨:
硫酸銅と水酸化ナトリウムの混合物にマイクロ波を照射して、多孔質の酸化銅ナノロッドを得た。このナノロッドに、ルチン・ケルセチン・クルクミンを81.2%・62.2%・57.8%で担持した。これらは、良好なラジカル消去作用を示し、グラム陽性菌(黄色ブドウ球菌・枯草菌)と陰性菌(チフス菌・緑膿菌・大腸菌)の両方に抗菌作用を示した。また、ヒト由来乳癌細胞株MCF-7とT47Dの増殖も良好に阻害した。