スコポラミンが誘発したアルツハイマー病のモデルラットにて、N-アセチルシステインとルチンは脳肝軸の炎症性Nrf2経路を調節して、酸化的な毒性に対抗する
N-Acetylcysteine together with rutin combats oxidative toxicity by modulating Nrf2 pathway in inflammatory brain–Liver axis in scopolamine-administered Alzheimer’s disease model in rats
- 著作名:
- Yongwei Shi
- Yujie Yuan
- Jing Li
- Jun Shen
- Qiangguo Ju
- Shaoge Gao
- Yuxiang Chen
- Ibrahim Abdel Aziz Ibrahim
- Petchi Iyappan
- Ravindran Jaganathan
- 出典:
- Pharmacognosy Magazine
- 2022
- 18
- 1035-1044
- DOI:
- 10.4103/pm.pm_108_22
- 要旨:
- スコポラミンで惹起したアルツハイマー病のモデルラットに、N-アセチルシステインとルチンの組合せを投与した。その結果、アルツハイマー病の特徴であるアミロイドβの蓄積・脳肝の両組織における酸化ストレスと抗酸化酵素の活性低下が改善され、脳肝軸の機能が回復した。組合せは脳および肝の両方の組織において、マロンジアルデヒドを低減し、GSH・SOD・カタラーゼ・グルタチオン・GPxは増大した。組合せはまた、モリスの水迷路のスコアを改善し、海馬におけるNrf2の発現を促進し、NOX-2とBACE-1の発現は抑制した。