ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチン・ヒルジン・シンナムアルデヒドの組合せは、ERKシグナル伝達経路を阻害して、シュワン細胞の分化と高グルコースへの髄鞘形成を促進する

Combination of Quercetin, Hirudin and Cinnamaldehyde Promotes Schwann Cell Differentiation and Myelination against High Glucose by Inhibiting ERK Signaling Pathway

著作名:
Di Liu
Xiao-chun Liang
Ying Sun
Ya-nan Wu
Hong Zhang
出典:
Chinese Journal of Integrative Medicine
2020
26
591–598
DOI:
10.1007/s11655-020-2721-7
キーワード:
シュワン細胞
グルコース
ケルセチン
ヒルジン
シンナムアルデヒド
神経保護
要旨:
シュワン細胞(神経細胞の軸索を取り囲む細胞)に高濃度のグルコースを作用させた時の損傷を、ケルセチン、ヒルジン、シンナムアルデヒドの組合せが効果的に保護した。3種の組合せは、シュワン細胞の分化を促進し、毛様体神経栄養因子の分泌を増大させ、髄鞘を構成する蛋白質のmRNAの発現を上方調整した。単独あるいは2種の組合せを作用させた際と比べて、3種の組合せが効果的であった。