有望な抗癌剤として新たに改良されたケルセチンのナノ製剤
Newly Modified Nanoformulation of Quercetin as Promising Chemotherapeutic Anticancer Agent
- 著作名:
- Mohamed El-Far
- Alaa Essam
- Fardous F. El-Senduny
- Amira O. Abd El-Azim
- Sarah Yahia
- Ibrahim M. El-Sherbiny
- 出典:
- Biointerface Research in Applied Chemistry
- 2023
- 13
- 387
- DOI:
- 10.33263/BRIAC134.387
- 要旨:
- プルロニック(非イオン性の界面活性剤)にケルセチンを担持して、新規ナノ製剤を調製した。このナノ製剤をエールリッヒ腹水癌細胞に作用すると、細胞を破壊し、マロンジアルデヒドとNOを低下して抗酸化作用を発揮した。同細胞を注射したモデルマウスにナノ製剤を投与すると、用量依存的に腫瘍組織を縮小した。また、ナノ製剤の腫瘍縮小効果は、フリーのケルセチンと比較しても顕著であった。