ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

有望な抗癌剤として新たに改良されたケルセチンのナノ製剤

Newly Modified Nanoformulation of Quercetin as Promising Chemotherapeutic Anticancer Agent

要旨:
プルロニック(非イオン性の界面活性剤)にケルセチンを担持して、新規ナノ製剤を調製した。このナノ製剤をエールリッヒ腹水癌細胞に作用すると、細胞を破壊し、マロンジアルデヒドとNOを低下して抗酸化作用を発揮した。同細胞を注射したモデルマウスにナノ製剤を投与すると、用量依存的に腫瘍組織を縮小した。また、ナノ製剤の腫瘍縮小効果は、フリーのケルセチンと比較しても顕著であった。