酵素処理イソケルシトリン: 生産・代謝・バイオアベイラビリティ・毒性・薬理・関連する分子メカニズム
Enzymatically Modified Isoquercitrin: Production, Metabolism, Bioavailability, Toxicity, Pharmacology, and Related Molecular Mechanisms
- 出典:
- International Journal of Molecular Sciences
- 2022
- 23
- 14784
- DOI:
- 10.3390/ijms232314784
- 要旨:
- 酵素処理イソケルシトリン(EMIQ)に関する、総合的な総説。まず、EMIQの化学構造と製法を概説した後、物性として、ケルセチンやルチンと比較して水溶性が向上した点を強調する。体内動態に関しては、動物実験の論文5件を例示して、バイオアベイラビリティと代謝に言及する。次章では、一般毒性・遺伝子毒性・胎児毒性・アレルギーを否定した動物実験の論文9件を例示して、安全性を強調する。最後に、心筋保護および代謝・抗アレルギーおよび抗炎症・化学物質による毒性の軽減・神経保護・筋肉増強に章分けして、動物実験の論文22件を例示して、EMIQの作用機序を論じる。