ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

3か所に遺伝子導入したアルツハイマー病のモデルマウスの老化時に、ケルセチンは症状を改善し、認知機能と感情機能を保護する

The flavonoid quercetin ameliorates Alzheimer’s disease pathology and protects cognitive and emotional function in aged triple transgenic Alzheimer’s disease model mice

要旨:
3か所の遺伝子導入で惹起したアルツハイマー病のモデルマウスが老齢(21~24月齢)に達した際に、ケルセチンを注射した。海馬と扁桃体にてケルセチンは、アミロイドβの蓄積を元に戻し、タウオパチー(タウ蛋白質による神経原線維変化)を減少し、星状膠細胞の異常増殖を抑制した。高架式十字迷路のスコアは、ケルセチンが学習障害と空間記憶障害を改善し、リスクを認識した行動を示唆した。