ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

肝細胞癌の治療に有望な、ルチンを担持した植物由来非リン脂質リポソーム(ステロソーム): in vtroおよびin vivo研究

Rutin-loaded Phyto-Sterosomes as a potential approach for the treatment of hepatocellular carcinoma: In-vitro and in-vivo studies

著作名:
Mona M. AbouSamra
Sherif M. Afifi
Asmaa F. Galal
Rabab Kamel
出典:
Journal of Drug Delivery Science and Technology
2023
79
104015
DOI:
10.1016/j.jddst.2022.104015
キーワード:
β-シトステロール
飽和脂肪酸
ステロソーム
ルチン
ナノ粒子
肝細胞癌
HepG2
バイオアベイラビリティ
要旨:
β-シトステロールと飽和脂肪酸から非リン脂質リポソーム(ステロソーム)を形成し、ルチンを加えて粒径250.6 nmでゼータ電位が−51.5 mVのナノ粒子を得た。ルチンの封入効率は95.7%であった。ヒト由来肝細胞癌細胞株HepG2に対するIC50値は、73.7 μg/mLであった。また、ナノ粒子のバイオアベイラビリティは、フリーにルチンと比べて大幅に向上した。