ケルセチンを担持したアルギン酸ーキトサン系ナノ粒子の、急性経口毒性のin vivo評価
Assessment of acute oral toxicity of quercetin loaded alginate/chitosan nanoparticles: in vivo study
- 出典:
- Polymer Bulletin
- 2023
- 80
- 10921–10937
- DOI:
- 10.1007/s00289-022-04599-z
- 要旨:
- ケルセチンを担持したアルギン酸ーキトサン系ナノ粒子の、急性経口毒性をラットで評価した。ナノ粒子がケルセチンのDDSとして有効な用量は75 mg/kgであるが、この投与量にて急性全身毒性は全く認めなかった。肝および腎機能マーカーの生化学的分析は、ナノ粒子による機能の低下を否定した。肝・腎・肺・心組織に、構造的な異常は認めなかった。