食物性ポリフェノールの抗癌効果に寄与するノンコーディングRNA: クロロゲン酸・クルクミン・没食子酸エピガロカテキン(EGCG)・ゲニステイン・ケルセチン・レスベラトロール
Contribution of Non-Coding RNAs to Anticancer Effects of Dietary Polyphenols: Chlorogenic Acid, Curcumin, Epigallocatechin-3-Gallate, Genistein, Quercetin and Resveratrol
- 出典:
- Antioxidants
- 2022
- 11
- 2352
- DOI:
- 10.3390/antiox11122352
- 要旨:
- 食物性ポリフェノールの抗癌効果における、ノンコーディングRNAの役割に着目した総説。ポリフェノールの抗癌効果は活性酸素種の除去で説明されているが、それ以降の分子メカニズムをパネル表示した。すなわち、細胞周期の停止・アポトーシスの誘導・炎症の抑制・増殖の阻害・遊走の阻害・浸潤の抑制に至るまでのシグナル伝達を図示した。これらの各工程に関与するマイクロRNAを一覧表示して、それぞれの役割を明らかにする。また、長鎖ノンコーディングRNAと環状RNAに関しても、それぞれのポリフェノール毎に、シグナル伝達における役割を論じた。