カスパーゼの活性化と活性酸素種の生成を阻害して、ルチンはトリエチレングリコールジメタクリレートが誘発した毒性からマクロファージを保護する
Protective Effect of Rutin on Triethylene Glycol Dimethacrylate-Induced Toxicity through the Inhibition of Caspase Activation and Reactive Oxygen Species Generation in Macrophages
- 出典:
- International Journal of Molecular Sciences
- 2022
- 23
- 11773
- DOI:
- 10.3390/ijms231911773
- 要旨:
- トリエチレングリコールジメタクリレート(医療で汎用されているポリマーの原料)をRAW264.7マクロファージに作用すると、細胞毒性・アポトーシス・遺伝子毒性を誘発した。しかし、ルチンの共添加により軽減できた。ルチンはカスパーゼ類を阻害し、活性酸素種を低減し、HO-1とNrf-2の発現を上昇調節し、AMPKのリン酸化を促進した。従って、ルチンの抗酸化作用は、Nrf-2/AMPKシグナル伝達の活性化に基づく。