ケルセチンは皮質のGABA作動性伝達を減少して、MK-801が誘発した多動性を緩和する
Quercetin Reduces Cortical GABAergic Transmission and Alleviates MK-801-Induced Hyperactivity
- 著作名:
- Hui-Ran Fan
- Wei-Feng Du
- Tao Zhu
- Yan-Jiao Wu
- Yan-Mei Liu
- Qi Wang
- Qin Wang
- Xue Gu
- Xingyue Shan
- Shining Deng
- Tailin Zhu
- Tian-Le Xu
- Wei-Hong Ge
- Wei-Guang Li
- Fei Li
- 出典:
- eBioMedicine
- 2018
- 34
- 201-213
- DOI:
- 10.1016/j.ebiom.2018.07.031
- 要旨:
- Vitro: 皮質ニューロン細胞にケルセチンを作用すると、GABA活性化電流を著しく減少した。Vivo: NMDA受容体アンタゴニストMK-801で惹起した多動性モデルマウスにケルセチンを投与すると、マウスの多行動が顕著に抑制された。前頭前皮質のα5サブユニットの遺伝子ノックダウンしたマウスもまた、MK-801による多動性を改善したが、 ケルセチンの投与は無効であった。遺伝子ノックダウンとケルセチンの投与を組合せて初めて、マウスの多動性が完全に正常化された。