ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

HCT-116細胞株を用いる、タキシフォリンおよびケルセチンのメチル化誘導体の抗癌活性の比較: 天然物由来リードとしてのタキシフォリンおよびケルセチンにおけるO-メチル化の影響

Comparative Anticancer Potentials of Taxifolin and Quercetin Methylated Derivatives against HCT-116 Cell Lines: Effects of O-Methylation on Taxifolin and Quercetin as Preliminary Natural Leads

要旨:
7,3′-di-O-メチルタキシフォリン・3′-O-メチルタキシフォリン・7-O-メチルタキシフォリン・タキシフォリン・3-O-メチルケルセチン・ケルセチンは、ヒト由来結腸癌細胞株HCT-116に対して同等に増殖を阻害し、そのIC50値は32~36 μg/mLの範囲であった。その一方で、ヒト胎児由来腎細胞株HEK-293(正常細胞)には6種とも生存率を延長して、癌細胞に選択毒性を示した。