ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

生物工学的に作成されたケルセチンを含む3Dバイオポリマー移植片による、組織の再生および修復

A Bioengineered Quercetin-Loaded 3D Bio-Polymeric Graft for Tissue Regeneration and Repair

要旨:
ケルセチンのバイオアベイラビリティを向上すべく、3次元多孔質(空隙率: 92%, 細孔サイズ: 81 μm)のゼラチンーアルギン酸ビーズを作成し、薬物としてケルセチンを封入した。ケルセチンを取込んだ結果、空隙率は64%、細孔サイズは63 μmに、それぞれ縮小した。また、24時間のケルセチンの放出率は80%であった。得られたゼラチンーアルギン酸ーケルセチン系ビーズの上でマウス由来線維芽細胞L929を培養すると、良好な細胞生存率・増殖・成長を示した。