ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

急性肝膵臓壊死症候群に感染したバナメイエビ(Litopenaeus vannamei)に対するケルセチンとフロルフェニコールとの併用効果

Protective Effects of Combined Utilization of Quercetin and Florfenicol on Acute Hepatopancreatic Necrosis Syndrome Infected Litopenaeus vannamei

要旨:
急性肝膵臓壊死症は、エビの養殖業に大きな影響を与える致死性の伝染病である。腸炎ビブリオで惹起した急性肝膵臓壊死症のバナメイエビ(Litopenaeus vannamei)に、ケルセチン・フロルフェニコール・両者の組合せを5日間投与した。組合せは、それぞれの単独投与時と比べて顕著に、死亡率と腸炎ビブリオ濃度を減少し、免疫に関連する酵素(フェノール酸化酵素・SOD・GPx・リゾチーム・アルカリホスファターゼ・酸性ホスファターゼ)を上昇した。組合せはまた、肝膵臓細管の構造の改善に関しても、単独投与時と比べて有意であった。