ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンー亜鉛ーアルブミン系の酵素ミミックは活性酸素種を除去して、ドキソルビシンが誘発した心毒性を軽減する

Albumin-Based Zn (II)-Quercetin Enzyme Mimic Scavenging ROS for Protection against Cardiotoxicity Induced by Doxorubicin

要旨:
ケルセチンには優れた抗酸化作用がありながら、急速な分解と組織吸収の悪さゆえに実用化されていない。そこで、ケルセチン・亜鉛・アルブミンが錯体を形成した酵素ミミックを新規に設計した。この酵素ミミックは、ケルセチンの抗酸化作用を損わないことを確認した。ドキソルビシンで惹起した心筋症のモデルマウスに酵素ミミックを投与すると、心エコーの変化を正常化した。