ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

出生前および出生後早期の食物制限は、子ラットの脳の酸化状態と食欲抑制ホルモンの変化を起こす: ケルセチンおよびケンフェロールによる予防

Prenatal and early postnatal food restrictions cause changes in brain oxidative status and orexigenic/anorexigenic hormones in the offspring of rats: prevention by quercetin and kaempferol

要旨:
胎児期・乳児期・その両方に摂食制限を施した子ラットは、脳内酸化ストレスにより、食欲抑制物質(レプチン)と食欲促進物質(グレリン)の分泌に異常をきたす。しかし、ケルセチン又はケンフェロールは、投与量依存的にマロンジアルデヒドを減少させ、グルタチオンを増大させた。その結果、レプチン・グレリンともに正常化が見られた。