ケルセチンとレスベラトロールは、単離したラットの大動脈にニッケルが誘発した過収縮を改善する
Quercetin and resveratrol ameliorate nickel-mediated hypercontraction in isolated Wistar rat aorta
- 出典:
- Journal of Smooth Muscle Research
- 2022
- 58
- 89-105
- DOI:
- 10.1540/jsmr.58.89
- 要旨:
- ラットから単離した大動脈輪を、ケルセチンもしくはレスベラトロールと40分間培養し、続いてニッケルを加えて更に40分間培養した。100 µMのケルセチンはニッケルがもたらす動脈の収縮を29%阻害し、30 µMのレスベラトロールは55%阻害した。ケルセチン・レスベラトロールともに、内皮および平滑筋細胞の活性酸素種の生成を阻害し、電位依存性カルシウムチャネルを遮断し、NOの放出を増加して、弛緩効果を発揮した。