ケルセチンは、リポ多糖で刺激した産卵鶏の腸の炎症を緩和し、腸内細菌叢を調節して腸の機能を改善する
Quercetin alleviates intestinal inflammation and improves intestinal functions via modulating gut microbiota composition in LPS-challenged laying hens
- 出典:
- Poultry Science
- 2023
- 102
- 102433
- DOI:
- 10.1016/j.psj.2022.102433
- 要旨:
- 産卵鶏にリポ多糖を腹腔内投与すると、腸に粘膜損傷と壊死をもたらした。その後12週間のケルセチン投与で、腸の正常な構造を維持した。ケルセチンは、腸組織のマロンジアルデヒドを軽減し、総抗酸化能とGPxは増大した。ケルセチンはまた、クローディン1およびオクルディンの発現を上昇してバリア機能を強化し、IL-1βとTLR-4を減少しIL-4は増大して抗炎症作用を発揮した。さらにケルセチンは、短鎖脂肪酸を産出するネガティウィクテス綱・セレノモナス目・メガモナス・ プレボテラ属を増大して腸内細菌叢を整えた。