ネットワーク薬理学と実験に基づく、白斑症に対するケルセチン・ルテオリン・ケンフェロールの効果と作用機序
Mechanism of Action of a Chinese Herbal Compound Containing Quercetin, Luteolin, and Kaempferol in the Treatment of Vitiligo Based on Network Pharmacology and Experimental Verification
- 出典：
- Evidence-Based Complementary and Alternative Medicine
- 2022
- 2022
- 7197533
- DOI：
- 10.1155/2022/7197533
- 要旨：
- 各種データベースより、白斑症の標的蛋白質236種と遺伝子1205種に関連する化合物55種を取得した。京都遺伝子ゲノム百科事典(Kyoto Encyclopedia of Genes and Genomes, KEGG)で解析は、細胞の酸化ストレスと関連するシグナル伝達経路の調節が、白斑症を治療する可能性を示唆した。蛋白質間相互作用ネットワークを構築し、13種のコア遺伝子を特定した。これらの遺伝子が産出する蛋白質との親和性を分子ドッキングで探索した結果、ケルセチン・ルテオリン・ケンフェロールに行き着いた。これら3種のフラボノイドは、メラニン形成細胞を過酸化水素で刺激した際に、活性酸素種を除去してアポトーシスを減少した。