ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

高コレステロール血症マウスの糖尿病性腎症における、経口低用量ケルセチンの保護効果

The protective effects of oral low-dose quercetin on diabetic nephropathy in hypercholesterolemic mice

要旨:
ストレプトゾトシンで惹起した糖尿病性腎症モデルマウスに、低用量(10 mg/kg/day)のケルセチンを投与した。その結果、多尿を30%(P<0.05)低減し、血糖を25%(P<0.05)低減し、血中脂質は正常のレベルにまで改善した。ケルセチンはまた、血中クレアチニンを30%(P<0.01)減少し、蛋白尿を減少したが、正常レベルには至らなかった。