ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ラット脳ミトコンドリアの加齢に伴う機能変化に対抗する、グリチルリチン酸とケルセチンの超分子複合体の影響

Influence of the supramolecular complex of glycyrrhizic acid with quercetin on age-related functional changes in rat brain mitochondria

要旨:
3,6,9,12,15月齢の各ラットの脳からミトコンドリアを取出して、その機能を比較した。ミトコンドリア中のマロンジアルデヒドおよび過酸化脂質の量は、加齢と伴に増加した。呼吸・酸化的リン酸化・呼吸関連酵素の活性・蛋白質合成の各機能は、12および15月齢で顕著に衰退した。しかし、ケルセチンーグリチルリチン超分子複合体を作用させると、12および15月齢のマロンジアルデヒドを減少させた。