抗癌剤候補の有力な標的蛋白質としてPPAR-α、ケンフェロール・レスベラトロール・ケルセチンと誘導体の結合モード評価
Exploring binding mode assessment of novel kaempferol, resveratrol, and quercetin derivatives with PPAR-α as potent drug candidates against cancer
- 出典:
- Molecular Diversity
- 2023
- 27
- 2867–2885
- DOI:
- 10.1007/s11030-022-10587-2
- 要旨:
- リガンド活性化転写因子であるペルオキシソーム増殖因子活性化受容体-α(PPAR-α)は、癌の標的蛋白質として注目されている。ケンフェロール・レスベラトロール・ケルセチンおよびその誘導体8708種の、PPAR-αに対する親和性を分子ドッキングでスクリーニングした。その結果、6-シンナミルクリシン・6-[2-(3,4-ジヒドロキシフェニル)-5-ヒドロキシ-4-オキソクロメン-7-イル]オキシヘキシル硝酸エステル・レスベラトロール-4-硫酸エステルカリウム塩が、親和性の高い上位3化合物であった。それらの結合エネルギーは、−32.8, −30.2, −27.2 kcal/molとそれぞれ算出された。