ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

エレクトロスピニング法で調製した没食子酸とケルセチンを含む二層ナノファイバー創傷被覆材による、生体適合性・抗菌活性・抗酸化作用の改善

Bilayer nanofibrous wound dressing prepared by electrospinning containing gallic acid and quercetin with improved biocompatibility, antibacterial and antioxidant effects

著作名:
Yuanju Lv
Wenli Wu
Zemei Liu
Guangyan Zheng
Lihong Wang
Xin Che
出典:
Pharmaceutical Development and Technology
2023
28
18-29
DOI:
10.1080/10837450.2022.2160734
キーワード:
没食子酸
ケルセチン
ナノファイバー
抗菌活性
抗酸化作用
創傷治癒
線維芽細胞
L929
要旨:
没食子酸とケルセチンを含む二層系ナノファイバーを、エレクトロスピニング法で調製した。得られたナノファイバーの薬物担持層と防水支持層の粒子径は、842±302 nmと242±50 nmであった。没食子酸・ケルセチンともに急速に放出され、抗菌活性と抗酸化作用の両方を示して、創傷治癒の可能性を示唆した。ナノファイバーはまた、生体適合性を有し、マウス由来線維芽細胞L929の増殖・接着・遊走を促進した。