ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ビスフェノールAがラットに誘発した卵巣および子宮組織の酸化ストレスに対する、ケルセチンとメラトニンの効果

Effect of Quercetin and Melatonin on Bisphenol A–Induced Oxidative Stress in rats Ovarian and Uterine Tissues

著作名:
Eman Aly Sadeek Fadlalla
出典:
Bulletin of the National Nutrition Institute of the Arab Republic of Egypt
2022
60
154-179
DOI:
10.21608/BNNI.2022.275588
キーワード:
ビスフェノールA
ラット
ケルセチン
メラトニン
抗酸化作用
卵巣保護
子宮保護
動物実験
要旨:
内分泌かく乱物質ビスフェノールAを、ラットに投与した。その結果、血中のエストラジオールが顕著に低減し、卵巣および子宮組織にマロンジアルデヒドが上昇し、SOD・カタラーゼ・GPxは低下した。ビスフェノールAはまた、卵巣と子宮に病変をもたらした。ケルセチンもしくはメラトニンの共投与はいずれも、抗酸化作用を発揮して、ビスフェノールAの生殖毒性を改善した。