ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

メラトニン・ケルセチン・レスベラトロールによる、ストレプトゾトシンがラットに誘発した糖尿病性腎症の改善

Amelioration of streptozotocin-induced diabetic nephropathy by melatonin, quercetin, and resveratrol in rats

著作名:
H. Elbe
N. Vardi
M. Esrefoglu
B. Ates
S. Yologlu
C. Taskapan
出典:
Human and Experimental Toxicology
2015
34
100-113
DOI:
10.1177/0960327114531995
キーワード:
糖尿病性腎症
ラット
メラトニン
ケルセチン
レスベラトロール
抗酸化作用
動物実験
要旨:
ストレプトゾトシンで惹起した糖尿病のモデルラットに、メラトニン・ケルセチン・レスベラトロールをそれぞれ投与した。3種とも、糖尿病の症状を顕著に改善した。すなわち、血糖値を下げ、体重の減少を抑制し、血中の尿素窒素とマロンジアルデヒドを低減し、SODとカタラーゼの活性を上昇した。マロンジアルデヒドの低減効果は、メラトニンが他2種よりも優れていた(P<0.05)。3種とも、腎組織の病変(上皮剥離・細胞質内の空胞化・尿細管への浸潤・糸球体の硬化)を改善して、糖尿病性腎症への有効性を示した。