ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

拘束ストレスが誘発したマウスの不安行動と酸化的損傷に対するルチンの神経保護効果、一酸化窒素メカニズムの関与の可能性

Possible involvement of nitric oxide mechanism in the neuroprotective effect of rutin against immobilization stress induced anxiety like behaviour, oxidative damage in mice

著作名:
Lalit Machawal
Anil Kumar
出典:
Pharmacological Reports
2014
66
15-21
DOI:
10.1016/j.pharep.2013.08.001
キーワード:
拘束ストレス
マウス
不安
ルチン
神経保護
抗酸化作用
動物実験
要旨:
1日6時間の拘束を5日間継続したマウスは、自発的な運動が減少し、血中のコルチコステロンが上昇した。また、血中の過酸化脂質と一酸化窒素も上昇し、SODとカタラーゼの活性が低下して酸化ストレスをもたらした。しかし、拘束前にルチンを投与すると、この様な異常が対照と比べて有意に改善された。ルチンの神経保護効果には、一酸化窒素メカニズムの関与が示唆された。