ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

癌および化学療法が誘発した悪液質のマウスモデルにて、ケルセチンは筋肉量とミトコンドリアの含有量を改善する

Quercetin Improved Muscle Mass and Mitochondrial Content in a Murine Model of Cancer and Chemotherapy-Induced Cachexia

要旨:
C26癌細胞をマウスに移植し、さらに5-フルオロウラシル(5-FU)30 mg/kgを投与して、悪液質のモデルとした。ケルセチンを投与すると、筋肉量と筋肉の断面積が増大した。さらに、筋原線維間ミトコンドリアの数と大きさが増加した。ケルセチンはまた、ミトコンドリア融合を担う蛋白質MFN1の発現を上昇し、ミトコンドリア分裂を担うFIS1の発現は減少した。