癌および化学療法が誘発した悪液質のマウスモデルにて、ケルセチンは筋肉量とミトコンドリアの含有量を改善する
Quercetin Improved Muscle Mass and Mitochondrial Content in a Murine Model of Cancer and Chemotherapy-Induced Cachexia
- 著作名:
- Brandon N. VanderVeen
- Thomas D. Cardaci
- Patrice Cunningham
- Sierra J. McDonald
- Brooke M. Bullard
- Daping Fan
- E. Angela Murphy
- Kandy T. Velázquez
- 出典:
- Nutrients
- 2023
- 15
- 102
- DOI:
- 10.3390/nu15010102
- 要旨:
- C26癌細胞をマウスに移植し、さらに5-フルオロウラシル(5-FU)30 mg/kgを投与して、悪液質のモデルとした。ケルセチンを投与すると、筋肉量と筋肉の断面積が増大した。さらに、筋原線維間ミトコンドリアの数と大きさが増加した。ケルセチンはまた、ミトコンドリア融合を担う蛋白質MFN1の発現を上昇し、ミトコンドリア分裂を担うFIS1の発現は減少した。