ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

イソケルシトリンは、胃癌細胞に小胞体ストレスと免疫原性細胞死を誘導する

Isoquercitrin Induces Endoplasmic Reticulum Stress and Immunogenic Cell Death in Gastric Cancer Cells

著作名:
Jiang Liu
LiJun Ren
HaoWen Wang
Zuowei Li
出典:
Biochemical Genetics
2023
61
1128–1142
DOI:
10.1007/s10528-022-10309-1
キーワード:
胃癌
AGS
HGC-27
イソケルシトリン
アポトーシス
小胞体ストレス
要旨:
ヒト由来胃癌細胞株AGSおよびHGC-27にイソケルシトリンを添加すると、20 μM以上の濃度にて、有意に増殖を阻害した。イソケルシトリンは、Baxの発現を上方調節し、Bcl-2の発現は下方調節し、カスパーゼ-3および9を活性化して、アポトーシスを誘導した。イソケルシトリンはまた、細胞の表面および細胞外に、カルレティキュリン・ATP・HMGB1を増大して、胃癌細胞に小胞体ストレスを誘発した。