ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

蛋白質間相互作用ネットワークに基づく、ケルセチンによる肺扁平上皮癌の治療メカニズム

The Mechanism of Quercetin in the Treatment of Lung Squamous Cell Carcinoma Based on a Protein-Protein Interaction Network

要旨:
ケルセチンは、肺扁平上皮癌細胞株NCL-H226およびNCL-H520の増殖・遊走・浸潤を阻害した。TCGA(The Cancer Genome Atlas)データベースを検索した結果、2150種の全遺伝子を特定した。ネットワーク薬理学解析により、2150種類の内、PLK1・CDC20・BUB1Bが識別された。京都遺伝子ゲノム百科事典(Kyoto Encyclopedia of Genes and Genomes, KEGG)および蛋白質間相互作用のネットワークを解析した結果、ケルセチンが蛋白質レベルでPLK1の発現を抑制することを示した。