ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

イソケルシトリンは、ジカウィルスのヒト細胞への感染開始を阻止する

The Flavonoid Isoquercitrin Precludes Initiation of Zika Virus Infection in Human Cells

要旨:
イソケルシトリンは、ヒト由来肝癌細胞株A549・上皮細胞株Huh-7・神経芽腫細胞株SH-SY5Yにおいて、ジカウィルスの増殖を阻害した。イソケルシトリンは、ジカウィルスの宿主細胞への内在化を防止して、感染の初期段階を阻害した。ケルセチン・ケンフェロール・ヒペロシドには抗ジカウィルス活性がなく、グルコース部分が活性発現に重要な役割を果たしている。