ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

潰瘍性大腸炎のモデルマウスにおけるケルセチンの効果

Effects of the Antioxidant Quercetin in an Experimental Model of Ulcerative Colitis in Mice

要旨:
ケルセチンとヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリンより複合体を調整し、水溶性の向上を確認した。デキストラン硫酸ナトリウム(DSS)で惹起した潰瘍性大腸炎のモデルマウスに、複合体を投与した。その結果、重症度の尺度であるDAI(disease activity index; 0~4の5段階で評価)を、非投与群と比べて1日当たり0.26 (95%信頼区間: 0.20, 0.33, P<0.01)減少した。