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イソケルシトリンがオボアルブミンの糖化を軽減するメカニズム: 分光法・質量分析法・分子ドッキング

Mechanisms of isoquercitrin attenuates ovalbumin glycation: Investigation by spectroscopy, spectrometry and molecular docking

著作名:
Lu Zhang
Liang Xu
Zong-cai Tu
Hong-hong Wang
Juan Luo
Tian-xin Ma
出典:
Food Chemistry
2020
309
125667
DOI:
10.1016/j.foodchem.2019.125667
キーワード:
イソケルシトリン
オボアルブミン
糖化
MS/MS
分子ドッキング
要旨:
イソケルシトリンがオボアルブミンの糖化を阻害するメカニズムを、初めて解明した。オボアルブミンの糖化部位と各部位の糖化度を、MS/MSでマッピングした。イソケルシトリンが存在すると糖化の位置が変更され、その結果、糖化の程度を軽減した。分子ドッキングは、疎水性ポケットにて6個の水素結合と1個ののπ-πスタッキングで相互作用することを示唆した。