ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

イソケルシトリンは酸化ストレスと炎症を阻害して、除神経ヒラメ筋の萎縮を遅らせる

Isoquercitrin Delays Denervated Soleus Muscle Atrophy by Inhibiting Oxidative Stress and Inflammation

要旨:
マウスのヒラメ筋の神経を除去して、筋萎縮のモデルを確立した。イソケルシトリンの投与は、用量依存的にヒラメ筋量の減少を抑制した。イソケルシトリンはオートファジー関連蛋白質(ATG7・BNIP3・LC3B・PINK1)の発現を低下して、ミトコンドリアの空胞化とオートファジーを阻害した。イソケルシトリンはまた、ヒラメ筋の活性酸素種を減少した。さらに、イソケルシトリンはIL-1β・IL-6・TNF-αを低減し、JAK/STAT3シグナル伝達経路を不活性化して抗炎症作用を発揮した。