ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

Silent Information Regulator 1 (SIRT1)は、カドミウムがラットに誘発した精巣損傷に対するケルセチンの保護効果を媒介する

Silent Information Regulator 1 Mediates Quercetin Protective Effect on Cadmium-induced Testicular Damage in Adult Male Rats

著作名:
Eman Fawzy Mahmoud El-Tabaa
Hanem Rabah
eman basha
Asmaa Eid
Dina Tahoon
Reem Elkholy
Haidy Khattab
出典:
Bulletin of Egyptian Society for Physiological Sciences
2023
43
47-63
DOI:
10.21608/BESPS.2022.167068.1128
キーワード:
カドミウム
ラット
ケルセチン
精巣保護
精子保護
SIRT1
動物実験
要旨:
カドミウムを投与したラットは、精巣組織が損傷し、マロンジアルデヒド・TNF-α・カスパーゼ-3が上昇し、GSHは減少し、SOD活性が低下した。また、精子の数・運動性・生存率が減少して、異常精子の数が増えた。血中のテストステロン・黄体形成ホルモン・卵胞刺激ホルモンが減少した。しかし、ケルセチンの共投与は、この様な異常を軽減し、精巣および精子保護効果を発揮した。酸化ストレス・炎症・アポトーシス・ホルモンおよび精子に関する各パラメータと、SIRT1との変化は良好にリンクしており、ケルセチンの効果はSIRT1を介していることを示唆した。