ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

塩化アルミニウムが誘発したアルツハイマー病のモデルラットにて、重要な遺伝子を標的とするケルセチンの神経保護効果

Neuroprotective effect of quercetin through targeting key genes involved in aluminum chloride induced Alzheimer’s disease in rats

要旨:
塩化アルミニウムで惹起したアルツハイマー病のモデルラットに、ケルセチンを投与した。その結果、Y字迷路試験にて、塩化アルミニウムが低下した自発的行動の回数と空間記憶が顕著に改善された。ケルセチンはまた、海馬中のアミロイド前駆体蛋白質・BACE1・プレセニリンを減少し、ADAM17は増大した。4種は全てアルツハイマー病の主要蛋白質であり、ケルセチンは重要な遺伝子を標的として神経保護効果を発揮した。