ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

イソケルセチンは虚血性脳卒中後のラットの炎症応答を改善する

Isoquercetin Improves Inflammatory Response in Rats Following Ischemic Stroke

要旨:
ラットの中大脳動脈閉塞再灌流にて、イソケルセチンは脳神経保護作用を示した。イソケルセチンは炎症応答を抑制し、神経細胞の回復を促し、TLR4およびC5aR1の発現を阻害した。さらにイソケルセチンは、cAMP/PKAパスウェイを活性化し、I-κB/NF-κBシグナルを阻害した。TLR4とC5aR1は虚血再灌流にて、炎症とアポトーシスを担うため、イソケルセチンは虚血性脳卒中の治療薬としての可能性を秘める。