ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

KU812細胞にてイソケルシトリンは、MAPキナーゼおよび NF-κBを不活性化して、ヒスタミンおよび炎症誘発性サイトカインの発現を抑制する

Isoquercitrin suppresses the expression of histamine and pro-inflammatory cytokines by inhibiting the activation of MAP Kinases and NF-κB in human KU812 cells

著作名:
Li Li
Xiao-Hui Zhang
Guang-Rong Liu
Chang Liu
Yin-Mao Dong
出典:
Chinese Journal of Natural Medicines
2016
14
407-412
DOI:
10.1016/S1875-5364(16)30036-X
キーワード:
好塩基球
KU812
アレルギー
ヒスタミン
炎症性サイトカイン
イソケルシトリン
MAPキナーゼ
NF-κB
要旨:
ヒト由来好塩基球KU812を、12-O-テトラデカノイルホルボール 13-アセタートおよびカルシウムイオノフォアA23187で刺激した。その結果、ヒスタミンと炎症性サイトカイン(IL-6・IL-8・IL-1β・TNF-α)の産出を促進して、アレルギーを惹起した。しかし、その後のイソケルシトリンの投与は、MAPキナーゼのリン酸化を減少して、アレルギーを大幅に低減した。イソケルシトリンはまた、KU812中におけるNF-κBの活性化も抑制した。