ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

酸化されたケルセチンとケンフェロールは、抗酸化作用・細胞保護作用・抗炎症作用が著しく増幅する

Oxidation of Quercetin and Kaempferol Markedly Amplifies Their Antioxidant, Cytoprotective, and Anti-Inflammatory Properties

要旨:
ケルセチンおよびケンフェロールが酸化的に代謝されると、3(2H)-ベンゾフラノン骨格に転位する。それぞれの酸化代謝物の、ミトコンドリアおよびcaco-2細胞の酸化ストレスに対する保護に必要な濃度は、ケルセチンおよびケンフェロールの1/50と1/5000であった。また、インドメタシンによるNF-κB活性化の阻害にも、両酸化体の著しい活性増加を認めた。