ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンはミクログリアの活性化を妨げ、NLRP3インフラマソームとマイトファジーの相互作用を介して神経毒性を軽減する

Quercetin hinders microglial activation to alleviate neurotoxicity via the interplay between NLRP3 inflammasome and mitophagy

要旨:
Vitro: 活性化型ミクログリア内にリポ多糖を作用すると、細胞増殖・炎症因子の産出・NF-κBの活性化を惹起するが、ケルセチンはこれらを軽減した。ケルセチンはマイトファジーを促進して、損傷したミトコンドリアを除去し、ミトコンドリア内の活性酸素を低減した。Vivo: パーキンソン病およびうつ病のモデルマウスにて、リポ多糖によるミクログリア毒性と神経損傷をケルセチンが緩和した。